■四国へその1■

2004年の5月1日〜5日のG.W        四国 愛媛〜高知方面
やっとこさ四国へ出掛けれる事になりました。
去年の暮れに行くつもりでしたが、その後は なかなか都合がつかず
行く機会がありませんでした。そして今回、日程を組み3ヶ月前から
オートキャンプ場を2箇所予約していたのですが、なんと またしても
仕事の都合でG.Wは危うい感じに.....。
一度はキャンセルしましたが 仕事はなんとか中旬にずらせる事となり
再び予約をと連絡をしました。しかし、1ヶ月前では既に何処も満杯。
ただ、連休後半の4日以降なら空きがあるとの事なので
結局、Pキャン3泊とオートキャンプ1泊の4泊5日の旅になりました。

出発の当日である1日(土)は、仕事で夕方までに納品を終えてから
荷物を積み込み、今回の旅の友である友人宅へ向けて午後6時に出発。
友人宅でさらに荷物を積み込み、午後9時に出発するが.....
出発早々にヘマをやらかしてしまった。

大山崎I.Cから名神高速で西宮I.Cまで向かうが、途中の吹田S.Aに寄り
トイレ休憩の為に車を降りた。そして、再び乗車して名神高速終点の
西宮I.Cまで走る。
料金所が近づいて来るが、友人との会話に夢中で話が弾んでいる。
ここ西宮I.Cはカミさんの実家へ行くときによく通るので、レーンも
いつもお世話になる一番端の私のお気に入りのETC専用レーン。
しかし、トラブルもなく普段通りに通過するはずのフレと私だが
この日は違った。
いつもなら3〜4メートル手前で早めにバーが上がるはずなのだが
今回は 開かない。
そして...........バッコーン!!
私.............。(o_o ;)

見事にバーに直撃してしまった。
助手席に乗っていた友人は私以上にびっくりしたみたいです。
他人の運転する助手席に乗ってETCレーン通過する時は、進入速度にも
よりますが、結構怖いものです。
まぁ、自分でコントロール出来ないのでそう思えるのでしょうね。
       降りたついでに一枚撮った。西宮I.C
で、ぶつかった後はすぐにその場から離れてハザードを点灯させて
停車。勿論、破壊したETCレーンはすぐに通行不能になりました。
ただ、後続車がいなくて幸いでした。
原因は自分が理解するより先に友人に指摘されました。
そうなんです。
吹田S.A で一旦降りた際に、カードを抜いた状態でS.Aを出発して
しまったので、出口である西宮I.Cではカードが差し込まれてない
状態だったのです。
普段高速を利用しない時は勿論、カードは必要ないのでカードがない
まま車をスタートさせると当然「カードがセットされてません」と
警告音声が流れるのですが、ETC本体を取り付けてから約半年経つと
この警告音声にも慣れてきて、あまり気にならない様になってしまい
S.Aでも乗車時は友人との話に夢中で車をそのままスタートさせて
しまったので、警告音声も普段通りに聞き流していたのでしょう。
私のカスタムページのETC取付編でも同じ様な事を書いていますが
現実に私にもその事が起こった瞬間でもあったのです。

ゼブラゾーンで待つ事5分、ETCゲート付近にやっと人影が見えた。
係員らしき人がバーをあれこれと調整し直している。
早々に係りの人に説明したところ、バーは外れる様になっているので
問題ないとの事。
そして、係りの人は何事もなかった様に私からカードを受け取り
ここのI.Cの通過データを手動?でインプットして終了。
とても短い時間で終わった。

向こう側が問題無いのでホットしたが、今度は愛車であるフレの事が
気がかりでここで調べる訳にもいかず、寄る予定のない京橋S.A に入り
水銀灯のある明るい所に駐車してボンネット周りを調べる事に。
いやですよね〜こういう時は。
ドキドキしながら、フロント部分をのぞき込む。
へこみは無い事が分かった。あと、擦り傷ぐらいは覚悟していたが
それもタダ単にボンネットが汚れていて、その汚れが取れて線状に
なっていたみたいで、翌朝調べたら全く問題はなかった。
ウレタン仕様のバーなので接触してもボディには傷が付かない様に
出来ているのでしょうか。
どちらにせよまたしてもホットしたら何か急にお腹が空いて来た。

お腹一杯になったので、再び車をしまなみ海道に向けて走らせる。
途中何度かS.Aで休憩しましたが、先ほどの事もありそれ以降は
降りる時もカードは抜かずに差したままにしました。
瀬戸田P.Aにて         
山陽道の福山西I.Cを降りて、松永バイパスを走り しまなみ海道に入る。
しまなみ海道は今回、初めて利用するのでワクワクしていましたが
前半部分は夜中に通過するので景色を眺めるのは無理。
ここの高速道路は対向2車線、島に渡ると高速道路が一旦途切れて
一般道へと降りる事になる。そして再び高速に乗り次の島へ渡る。

西瀬戸尾道から約20キロ走ったら生口島に着く、
高速を降りて一般道を走り、そこから大三島へ渡る為に再び高速に乗る。
間もなく走ると瀬戸田P.Aが現れた。
バスコンが一台pキャンしていただけで、出入りする車も少ない様で
静かそうな場所だと思い緊急停車。しかし、AFTを立ち上げた途端
続々と車が入って来て、滞在時間は短いもののさすがはG.W、
出入りする車の台数は少ないのですが降りる際に騒ぐので困るのです。
G.Wだから深夜の団体さんも多いので仕方がないのですが、
真横で寝ている私達の姿は眼中にはないのでしょうか?
もう少し気を遣って欲しいな〜と思いました。
でも、普段ならとても静かそうな所だと思います。
            誰も居ない道の駅御島
快眠の為に移動した所はしまなみ海道のルート上で生口島の次にある
大三島。この島に二つある道の駅の一つ、しまなみの駅御島
もう一方の「上浦町多々羅しまなみ公園」は満杯だった。
その御島には誰も居ないくて、道路を挟んだ向かいの村営駐車場には
ミニバンが数台Pキャンしていましたが、周囲は静か過ぎるぐらいで
快眠するにはここでのPキャンは最高の場所でした。
トイレも外観はともかく中はとても清潔でオシャレで綺麗です。
快眠出来た初日のPキャン地で早起きおじじと言われる私がする事は
道の駅周辺の朝の散歩。
これが好きなんです。何かないかとあちこちキョロキョロ、ウロウロ。
道路の向かいに公園があり藤が綺麗に咲き誇っておりました。
散歩日和の清々しい朝ですが、今晩から天気が崩れるので先行き不安。

あれこれしているうちに店が開き、客が続々と集まりだした。
すぐに駐車場は満杯になった。私達も皆起きたので朝飯を頂く事に。
道の駅の横にスーパーがあったのでそこで菓子パンをレンジで温めて
藤を眺められるベンチで食べた。
ゆったりとした朝が過ぎていき、しまなみの駅御島を11時頃出発。
次に目指すは四国松山。しまなみ海道の後半部分を渡る。
今度は日中なので綺麗な景色が拝められたし天候も快晴。

来島海峡S.Aに着いて展望ステージから渡って来た橋を眺める。
G.Wらしく駐車場は超満杯。
たっぷりと瀬戸内海の景色を見て来島海峡S.AをあとにR196を南下して
松山市内へ入る。
       
今治北I.Cから松山市までのR196は海沿いを走る快適な道。
途中何度か小さな港に寄った。


渋滞もなく松山市内には予定より早めに着いた。
私は松山には何度か来たことがあるので、道後温泉も既に体験済み。
でも、今回はさすがに近寄れない人混みで道後温泉前なんて凄い混雑。
すぐ隣の駐車場も満杯。
しかも暑いので遠方の駐車場から歩くのも子供連れには辛い。
           
道後温泉は諦め、松山城へ登る事に。これには子供達も大喜び。
ロープウエイかリフトを選択出来るので長旅での気分転換には
ちょうど良い。みんな暑いので迷わずリフトをチョイス。
(リフト利用は小学生以上)
頂上では天守閣からの眺めが最高!松山市内を一望出来る。
でも、ロープウエイ乗り場から天守閣までの道のりで汗だくになり
駐車場に戻った時は、みんな汗くさい。

松山市内で一回目の給油。ここまで殆ど高速を利用した為
かなり燃費がいい。このスタンドで車で行ける100円SHOPの
場所を店員に聞いて伊予に向けて出発。
帰り際、沢山のちんちん電車にまじり、偶然にもぼっちゃん列車に
出会えた。
本日のお宿は佐田岬半島の小さな漁港で釣りキャンプ予定。
先ほどG.Sで教えて頂いた100円SHOPを見つけて買い物。
そこから、温泉に入る為に温泉郡重信町へ向かう
そう、キャンパー御用達の西日本最大級の温泉施設である利楽だ。
カラスの行水なら安い!と思い入館したら、ドアの部分に貼り紙があり
「G.W中はカラスの行水はありません」との事。
仕方がないので大人850円 子供400円 を支払い通常コースで入浴。
ちなみにカラスの行水だと、大人400円子供200円で制限時間は45分。
私達にはこれで十分だったのですけど....。
入浴後アンマ機に体をほぐしてもらい運転の疲れを癒す。

昼飯と晩飯を兼ねて施設内で食事。その後川内I.Cから松山自動車道を
大州に向けて走る。途中、内子P.Aに寄り日が落ちる頃に大州I.Cに到着。
早々に釣り餌を買いにSHOPを探す。I.Cを降りて数分で大きな釣具店を
見つけて餌と仕掛けを購入後、R197を佐田岬方面に走る。
八幡浜市に入り佐多岬半島へ向かうがここからだんだんと風が強くなり
道もアップダウンが激しくなる。
佐多岬半島のR197を走るといやでも目に入る物がある
そう、「瀬戸町農業公園」の道の駅に設置されている巨大な風車だ。
ブルーにライトアップされた白い風車は暗闇の中を不気味な音を立てて
強風を食らうように電気をせっせと発電していました。
道路沿いの駐車場から撮影。
軽く見学した後、もう一つの「道の駅伊方きらら館」へ向かう。
ここはもろに駐車場でも風を受けて、子供なら歩くのも辛い
そんな中、AFTを立ち上げている強者が居た。
確かに建物の真横は少しがだ風が凌げる様だ。
トイレ休憩後ここをあとに先へ進む。少し走ると風が一段と増した。
この後にも11連の風車が設置されている公園がある。
そこへは明日の日中に行くつもりのなので今晩は素通り。

しかし、やたらに対向車線の交通量が多い、こんな時間に佐田岬へ
行って帰って来たのだろうか?何故だろうと思ったがよく考えると
この先の三崎港には九州へ渡る国道九四フェリーが出航している。
深夜0時ぐらいまで便があるので九州からの車が続々と渡って来るのだ
だからこんな所でもこんな時間でも車が途切れる事がない。
その三崎港には午後11時に着いた。

そこから、少し走ると目的の漁港がある。
ポイントは何カ所かあるが条件は車で泊まれる事。
そして、魚が釣れる事の二つを満たしていないと駄目なのだ。
風が強いのでAFTを立ち上げるには少々怖い気がする。
だからあちこちと風の弱い場所を探して、走り回り
あまり風が吹き込まない港を探しあてて釣りキャンプを始める事に。
子供達は三崎港に着く前に寝てしまったので静かな釣りが行える。
竿を入れて1分も経たないうちに形の良いアジが釣れた。
結局こちらが疲れて釣りは終了。
アジやメバルなどの沢山の魚が釣れたが、今回は食べないので
すべて海へリリースした。
しかし四国は素晴らしい、魚の密度が違う。
いつも釣りをする大阪湾とは全く違うのね。
満足した私達は眠いので車に入り、友人は助手席で寝ると言い
寝支度しないまま寝た。
私はAFTを立ち上げようか迷っていた。
少し風向きが変わり、この港にも風が吹き込んで来たからだ。
迷っている間にラジオから曲が流れていて
その流れていた曲があまりにも眠気を誘う様なリズムなもので
いつの間にかステアリングにほっぺを付けて居眠りしてしまい
朝起きたらほっぺにはステアリングの形が付いていて
(純正ステアリングは穴ぼこが沢山グリップの所に付いていて、
それがほっぺに形となって残った。)
変な姿勢で寝たので体が痛い。
せめて友人みたいにリクライニングして寝れれば良かったのだけど。
5月3日は朝から曇り時々雨模様。昨日までの天候が嘘のようだ
お世話になった漁港をあとに佐田岬へ向かうが雨が強く降り出した。
三崎港から佐田岬の駐車場までの道は細いしブラインドコーナも多い。
すれ違いも場所が悪ければ大変手こずる。
早朝だったので対向車は皆無でしたが、
駐車場には既に何台か居ましたのでPキャンしていたのでしょうか。
雨が昇降状態のうちに灯台まで歩こうと思っていましたが
まだみんな寝ている。
しかし、みんなが起きた時には既に暴風と化していて
車から出る事は出来なかった。カッパがあれば良かったのだけど。
向こうに見えるのが九州です。
駐車場に着いた頃は視界はまだマシだった。
佐田岬の駐車場から少し戻った所の内の浦にある漁港。
昨晩の釣りで余って餌をここで使う。
ここも同じく、そこらに魚が居る


ここで釣れた子供達に人気のカワハギ。
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