■しらびそ高原、中津川■

2004年、8月6日〜8日の週末        岐阜、長野方面
今年は酷暑な夏。
8月はお盆休みの手前の6〜8日に、たった一泊だけど
岐阜、長野方面へ出掛ける事にしました。
目的地は南アルプスを望むしらびそ高原。
今回で何回目かな?でも車ではまだ1回しか行った事がない。

それと今回はもう一つの目的、それは友人の息子Kくんの
初のキャンプデビューでもあるのです。
とにかく連日の猛暑ですから、
標高の高い所でのキャンプが望ましいのだけど川遊びもさせたいし、
初めての体験だからあまり不便なところでも可哀想なので
過去に何度か川遊びをした付知川沿いにある
塔の岩オートキャンプ場に決めました。

毎度の様に出発の直前まで仕事でドタバタ状態の中、
なんとかキャンプ道具を積み込み、
今回の旅の相棒である友人宅へ向けて午後9時に出発。
友人宅でさらに荷物を積み込み、午後11時前に出発する。

京都東I.Cから名神高速〜中央道を乗り飯田I.Cで降りる。
そうそう、ETCの夜間長距離割引(200H以上)に今回初めて適応した。
(前回の四国へは途中対象外の路線に入ったので割り引かれなかった。)
飯田までの距離は350円の割引、それに前払い5万円コースの併用だから
かなりお得である。貧乏な私には嬉しいのである。
初めてのキャンプに興奮してか
高速に入ってもなかなか寝付けない友人の息子Kくん。
いつもならすぐに寝付く我が息子もKくんと意気投合してか
遅くまで後ろで騒いでました。
岐阜鳥羽辺りでようやく二人とも寝付きました。
中央道の飯田I.C.で降りアップルロードを走り
R474の矢筈トンネルを抜けてR152の分岐点。
バイクで来た時は旧道を利用。矢筈トンネルは工事中でした。

右へ進んでしらびそ峠を目指す。

ここに来る途中に通行止めで迂回させられるが、夜間の為
対向車もなくスムーズに走れた。
 
既に東の空が白けてきたが、対向車のない山道を快適に走り
日中なら混んでいるここしらびそ峠の展望スペースには
暗いうちに着いた。
勿論、この時は貸し切り状態。先客はいない。

この様な場所は夜明けに来るのがいいのだ。
周りに人や車がいないから、耳を済まさなくても山々の声が
聞こえるのだ。
やっぱり山は夜明けと共に眺めるのが好きだ。

上村営宿舎ハイランドしらびその駐車場にて

ここの駐車場で車内泊をする場合はフロントにて
お金を支払います。確か2000円と書いてあった様な?
ちなみに私達は休憩のみですのでご勘弁を.........。(^_^;

友人親子にAFTを体験させてあげている様子。

駐車場の前に南アルプスの山々を望める丘があります。

丘からの眺めはこんな感じ
0
上村営宿舎
ハイランドしらびそから
少し下って隕石クレーターを
拝見出来る場所へと移動。
展望台予定地にお邪魔して再度
南アルプスを望む。

看板の図と現地の地形を見比べるも
私達には何処がクレーターなのか
見当も付かない。

友人が子供達と南アルプスを背景に
記念写真を沢山撮っていました。
登って来た時には無かった
フレに通せんぼをしていた倒木。
降りて端に寄せる為に掴むと
痛い!
なんとトゲトゲがびっしりと
付いているではないか
来る途中に鹿を沢山見かけたので
鹿からの防衛対策かな?

ここで鹿を沢山見かけるのは
今回が初めて。年々増えてる?
午前7時半、しらびそ峠を後に山を下る。
途中、Kくんは緊張と寝不足せいか体調不調で酔ってしまいました。
峠道ですから結構くねくねしてます。
R152からしらびそ峠までの道路の状態は良い方だと思います。

下の写真は将来有料化になるであろう矢筈トンネル。
情報は上村役場のHPにて。2004/8月時点では無料。
 
トンネルを抜けて巨大なループをぐるっと下り暑い麓に降り立つと
アップルロードを飯田I.C.に向けて走り
ガソリン補給とキャンプの晩飯の食材を買い込みにSHOPを探す。
来る前に地図で調べているので大体の見当付はいている。
そのせいか店には開店前に着いてしまい、朝の日差しが暑い駐車場で
暫し待機。

15分後、開店と同時に涼しい店内に入り物色。食材を買い込み、
来た道を少し戻る事になるが、飯田I.C.から中央道を南下して
中津川I.C.で降りて今夜泊まる塔の岩キャンプ場を目指す。

途中、R256沿いの道の駅 花街道付知で軽い昼飯と少し休憩。
ここの道の駅には写真(手前)の様なカートと
裏の公園にはちょっとした遊具があります。
カートは100円で3〜5分ぐらいかな楽しそうに遊んでました。

休日だからか、道の駅花街道付知の前を走る道は交通量が多い。
道の駅花街道付知で長め休憩をとる予定でしたが
早く水遊びがしたいと子供達がせかすので、
一応、駄目元でキャンプ場へ行ってみることに。

規則では1時にチェックインですが、40分早い12時20分に
入れました。

今回のサイトはファミリーサイトをチョイス。
AC電源は無料なので予約時に頼んでおきました。
先にも言いましたが今回は初キャンプの子供同伴です。
彼には出来るだけいやな思い出を残して欲しくないので
拘るファミリーキャンパーには軟弱キャンプと思われますが
扇風機に冷蔵庫、映画上映、電化製品をフルに使い
全国酷暑の夏期キャンプを快適に過ごす事にしました。
受付を終わらせ指定のサイトへ向かいますが
河原に沿って横に長いキャンプ場内をかなり走ります。
私達のサイトはD-3。すぐ横には川が流れてます。
各サイトとの仕切には大きな石が置かれてます。
場内には所々に木が植えられており
ちょっとした日陰が得られます。

サイトに着いた時には連泊でしょうか
既に沢山のファミリーがのんびりされてました。
私達も着いて早々に炎天下にも関わらず
急いでテントの設営にかかりました。
暑いうちに子供達を川で遊ばせないと
ただでさえ冷たい水なので日が陰ってから浸かると寒いです。

しかしタープを設営した後、もうバテバテになり
炎天下ではテントを設営する気力が失せて
こちらの方は少し日が陰ってから設営する事にして
とにかく川に浸かりたいと子供達同様に川で水遊びを
する私でありました。
2時間程で川遊びを満喫した子供達と私達はひとまずサイトに戻り休憩。
着替えて一息付いたら雲行きが怪しくなり、夕立な予感。

沢ガニに小魚が沢山いました。
余りにも冷たいので、
下半身だけしか浸からない
子供達。
そんな姿にだらしないな〜と
私が浸かって見せるも
すぐに唇が青ざめる。
チベタイ....(>_<)


ここは過去に来た事のある
川ですがもっと下流でしたので
また違った雰囲気でよかです。
川遊びを終えて雷さまがゴロゴロ急に辺りは暗くなりだしたので
スクリーンタープのひさしを雨受け体勢にして
後はフルクローズで準備万端。
そのうち大粒の雨がキャンプ場に降り注ぎ、
すぐに止むと思ってましたがあらら、なかなか雷も雨も止みません。
かなり長く閉じこめられました。2時間以上かな
幸いにもデカイスクリーンタープなので子供達は中で走り回ったり、
地面にシートを敷いてゴロゴロしたりとくつろいでました。
そして雷が真上に来た時です、しりとりをしていたのですが
声も聞こえないぐらい雨音が激しいくなり
そして、バキバキバキー!と近くに落雷。
その後、少しずつ雨が小降りになり周りのサイトはぼちぼちと
食事の準備を開始。
私達は豪華な食事ではないので準備も簡単。またしりとりの続きをして
完全に雨が止んだ後に食事に掛かりました。
豪快でタンパクなお父さん達の料理を食した子供達は
待ってましたと花火を持って外へ、小さな花火大会が始まりました。
そんな中、申し合わせた様に一斉に周りのサイトからも
綺麗な閃光と煙が辺り一面に広がり、
ちょっとしたお祭りムードです。
ますます夏休みのキャンプ場らしい雰囲気に。
気温も先ほどのスコールで一段と涼しくなりとても過ごしやすい。
私はお酒とおつまみを持って花火を見物。
就寝まえの一時を堪能しました。
 
花火大会が終わり寝る準備。
結局、テントは最後まで張らず今回は車内泊。
荷物を全部タープへ移して広々な車内で映画上映。
車内なので周りに音は漏れません。

映画が終わり子供達はすぐに寝付きました。
夜トイレに頻繁に行くKくんの為に今回は私達がAFTで寝ることに。
夜空には星が綺麗に見え、川のせせらぎと息子の寝息が
私の脳を快眠に誘うのでした。
タープを新調しましたのでこの機会に紹介します。
今までヘキサタイプを使っていましたが、これはこれで好評です。
虫も入って来ませんし、フルクローズになるので今回の様な雨風が
防げます。中も広いので窮屈感はなく設営も簡単。
サイズは4m×3.6m
横にフレがあればもうテントはいらない?

翌日は、朝早めに起きて恒例の朝の散歩。
カメラを手にしてあれ?確か財布も一緒に置いてあった様な....
気になりだして先に財布を捜す私。
しかし何処を探しても見あたらない。
河原かな
でも、水着に着替えていったからないだろう。
受付の時にはあったし、あれこれ考えて不安になり
早朝の散歩どころではない。
ドタバタと車の中を探してついにみんな起こしてしまった。
結局、フラットにした座席とマットの間にあった。
ホットしたが眠そうな子供達、みんなすまない.........。m(__)m


7時半、朝早いのにキャンプ場の子供達は元気だ。
あの冷たい川に既に水着に着替えて既に浸かっているではないか。
それを見た我が息子にKくんも川に入ると言いだし
お腹が冷えると困るので、もう少し暑くなるまで待たせた。
タープに付いていた滴が消えた頃OKを出して、いざ川へ出陣。
勿論私も入った。

充分に冷えた身体で暑い日差しの中での撤収作業開始。
今回はテントがない分楽なのでした。
帰り際
ちょうど軽トラのおじさんがゴミの回収に来ていたので
受付に向かう途中で荷台に納めました。

11時ちょうどにチェックアウト。
塔の岩キャンプ場をあとに
昨日休憩した道の駅花街道付知の前を通りR19へ向かう。
そうです。R19と言えば乗鞍上高地方面です。
私にとってR19は知れた道で幾度となく走ったお気に入りの道です。

中央本線の鉄道とちょこちょこ併走して鉄道好きの私には
魅力あふれる街道です。

目指すは乗鞍スーパー林道、R19を外れ薮原駅の下を通り
奈川村へ向かいます。
そこにはスーパー林道A区間の入り口があり、そこから白骨温泉へ。
R19からそれて薮原駅の下を潜り
奈川へ向かいますがこの駅でトイレ休憩。
使用した友人曰くトイレがとても立派で綺麗らしいです。お勧め。

峠を越えて昼ご飯は手打ちそば屋でざるそばを頂き
あと、少しで到着。
でも、ここに来て少し心配事が.....。そうですKくんです。
本当は、A区間だけでも走りたかった私。
B区間に比べてA区間は遙かに見所が多いがそのぶん
区間は長くカーブも多い、A.B区間を続けて走破すると可哀想なので、
A区間をとばしB区間の入り口である乗鞍高原温泉へ向かう。
奈川渡ダムを渡りR158を経由して乗鞍高原温泉へ
B区間から林道に入り、友人が見たいと言っていた
白骨温泉に入ります。
やはり露天風呂は湯が抜かれて入れません。
7年前にここへ来た時には既に例の事が行われていたのか
私にはわかりません。何度かここへは来てますが
温泉に入ったのは一度だけです。
でも、温泉地を取りまく環境は変わりませんし
私はやはり何があってもここは好きですね。
硫黄の臭いを堪能して白骨温泉をあとにR158に戻ります。
C区間は通行止め。駄目元でゲートまで行って見るも
なんか駐車場状態になってました。
760円を支払い安房トンネルを利用して高山へ向かいます。
高山からまたR158を走り東海北陸自動車道を飛騨清見I.C.から入り
ひるがの高原S.A.に寄ります。
ここは日本一高いS.A.だとHPで紹介されてました。
残念ながら、大日ヶ岳や白山は雲に覆われて見えなかったけど
ここで車内泊したらさぞかし涼しいだろうなと思う所でした。
ひるがの高原の牛の乳で出来たアイスクリームが美味しかったす。

ひるがの高原S.Aから少し走ると4車線工事の影響で
一時期は渋滞していましたが
美濃辺りから混むことなくスムーズに
京都東I.C.まで帰る事が出来ました。
お疲れさまKくん(写真左)
初めてのキャンプは楽しんでもらえたかな?
今度は涼しくなった頃に連泊してもう少しのんびりと
キャンプファイヤーなんかしたいね。
そうそう、今度はテントも張るからね。
泊まった場所。    A 塔の岩キャンプ場

走行距離 911Km
燃費 平均0.0Km/L
HOME TOPへ
戻る