■ 静岡、大井川編■

                         静岡、大井川方面
2005年4月16日〜17日          

快晴の週末に静岡県は大井川へとキャンプ&大井川鉄道巡りへ
行って参りました。
今年初めてのお出掛け&キャンプとなります。
3月上旬にも近場へキャンプに行く予定でしたが
息子の風邪や私の都合が合わず延期になってました。


自宅を金曜日の夜11時半出発。
途中、友人宅に寄り高速に入ったのが深夜の1時半。
東名高速を静岡県は相良牧之原I.C.で降りて、国道473号線を
千頭方面に向けて車を走らせます。
■京都東I.C.からノンストップで相良牧之原I.Cまで来た。
その国道473号線と川を挟んで平行に走る県道77号線に川根温泉を
過ぎた所で乗り換えます。
土曜日の早朝だけあって対向車は皆無。
途中、対岸に今回お世話になる「くのわき親水公園キャンプ場」を
左手に見ながら県道をさらに北上。
しもいずみ駅付近から下泉橋を渡り今度は国道362号線へ合流。



ちなみに目指す千頭はここのキャンプ場の最寄り駅塩郷から列車で
約25分のところ。
午前5時、千頭駅の横にある道の駅「奥大井音戯の郷」に到着。
今回はここで仮眠します。自宅からの走行距離は407キロ
道の駅の駐車場は千頭駅に沿って配置されており、奥に細長く
千頭駅を利用される方は駐車場入口付近に駐車した方がいいです。


駐車場に入ると既に何台かの車がPキャンされていました。
皆さんも私達同様、ここから列車に乗車するのでしょうか。
ここの道の駅はトイレと建物は一段高い所にあり、そこからは
千頭駅構内が見渡せます。
付近には若者の溜まり場になりそうな怪しい場所や建物も一切なく
週末のPキャンでも安眠が出来るでしょう。


■ 道の駅奥大井音戯の郷は朝は空いてましたが昼は一杯でした。
■ 長島ダムまでの往復切符 ■ 赤と白のあぷとライン用の車両達。

今回の目的の一つはあぷとライン(井川線)に乗ること。
ここ千頭駅から井川に向けて大井川鉄道井川線が延びています。

本日午前中の予定は9:00発の始発で途中の長島ダム駅まで行く
そこで降りて、ダムを見ながらお弁当を食べるのです。
そして、また千頭駅に戻ってきます。

駅の周辺には何もない所なので、発車1時間前にホームに入り
車両などをあれこれ見ていましたら、車掌さんや運転士さんが
話し掛けてくれるので楽しい時間が過ごせました。
そうこうしているうちに時間が過ぎて列車がホームに入線。
勿論、席は一番前。運転士の後ろに陣取り前方を見るのです。

子供達が運手席付近でウロチョロしていると運転士さんに
「帽子を被って運転席で写真を撮っていいよ」と言われたので
遠慮なく沢山、パシャ!パシャ!

千頭駅を出発すると間もなく大自然の中を走ることになります。
快晴の中、窓を全開にして車窓からの風景を楽しみます。
この線の目玉は千頭駅を出発して40分ぐらいのところです。
アプトいちしろ駅と長島ダム駅の間に鉄道日本一の急勾配があり
そこまで牽引してきた機関車では登れません。
そこで、専用の機関車が私達の乗る列車に連結されるのです。
後ろから大きな機関車が押してくれる姿は頼もしくカッコイイです。


写真は下りなので一両のみ牽引。


●この鉄道に興味がある方はこちらもどうぞ
■ 連結シーンは迫力がありました。
長島ダムの展望所でお弁当タイム。
矢印部分に私達が乗って来た車両を
押して登った機関車が待機中。
お空は晴天、絶好のお弁当日よりで
帰りの列車までは50分。
のんびり食べても時間は余る。
満腹な子供達は芝生で猫みたいに
転がっていました。
親達はベンチでアザラシに見たいに......。




車内から撮った長島ダムです。
■ おいしいな〜おにぎり。

長島ダム駅に着く寸前にアプトいちしろキャンプ場が見えます。
ここに来る前に少し調べてました。毎年5月からの営業みたいです。
周りにはダム以外に何もなく凄く寂しいところ。
でもG.W.では全部埋まるのかな。私はこういう所は好きです。
何もないところなのでとても静かそう。
前の川には簡単に降りれて水遊びには最適そうですがダムの放水には
要注意です。
千頭駅に戻ったのは11時半。私だけ車に戻り、子供達と友人は
列車でキャンプ場の最寄りの駅へ。
彼らは半時間程、塩郷駅までの大井川本線を楽しむことに。
私は先ほどのあぷとラインに乗った際に車内から目に留まった
この辺りで唯一、桜が満開の対岸へ向かう。
そこで花見を愛車フレと堪能してまた千頭駅へ戻って来た。
■ 花見じゃ〜嬉しいな〜とフレは言っています、たぶん(^_^;
■フレの車内から列車に乗る
 彼らを撮った。


 まだ当分発車しないので
 走ることはないのですが
 嬉しいのか、子供達は
 ホームではしゃぐ。
 良い子はマネしないでね。
駅の横を走ると彼らの列車はまだ発車していない様だ。
そうだ、先回りで待ち伏せして列車に乗る彼らを沿線から撮ろう。

すぐさま車を走らせ、大井川本線がよく見えるポイントを見つける
元鉄ちゃんの本能だろうか。

構えること10分、来た来た パシャ!あら?カメラの電源が切れた
随分前からカメラの調子が悪い。なんとか撮れたが列車は小さいね。

向こうもこちらに気づいた様子で手を振っている。
通り過ぎたらすかさず移動。
列車が次の駅に停まっている間にもう一カ所先回りしてパシャ!。
最後にもう一枚と先回りしようと車を走りらせたがあおべ付近で
国道362号線を選ばず、対岸の県道を走った事で先回作戦に終止符。
クソッ!やられた、工事中で通行止め。
引き返そうと思ってもう一度看板をよく見ると「本日のみ通行化」と
かかれてある。
そんじゃ、ラッキーとそのまま先を急ぐが案の定そこは県道。
どんどん道は細くなり標高はUPしてかなりの時間を掛けて
国道362号線へ合流する。

■上の写真の ピンクの矢印部分に彼らがいます。下の写真はピンクの矢 印にいる彼らから黄色い矢印の私と愛車を撮ったカットです。
やはり彼らは先に塩郷駅に着いていた様で、羨ましいことにSLを
臨時便を含めて2回間近で見れたことを大層に自慢していた。
こちらときたらその時には車一台分しか通れない林道や茶畑を
対向車が来ないかとビビリながらノロノロと抜けていた。
こんなことなら私も列車に乗ればよかった......。
ほんじゃフレはどうなる?ナイトライダーが羨ましいぞ。
■走るSLを 間近で見れた友人の写真です。
■駅から徒歩の場合はこの吊り橋がキャンプ場への最短距離です。 ■車の場合、県道から来るにはダムの上を渡ります。

県道と塩郷駅から見える吊り橋はそんなにワイルドには見えないのだが
十津川の八瀬の吊り橋より低いのに手すりの腰ひもの間隔がある為、
子供が床板に転んで万が一どちらかに転がったら落ちてしまう感じです。
その辺が恐怖を引き立てるのでしょう。まぁ、幅広いので大丈夫かな?。
友人はかなりビビッテましたが、その姿を余所に子供達は嬉しそうに
渡っていました。
車の場合はダムの上を走ることになります。
ここは車一台分しか通れませんので対向車がいないのを確認してから
渡りましょう。渡る前に両対岸が見えますので少し安心。
■キャンプ場入口です。右はアーチと管理棟
ここのキャンプ場は12時にチェックイン可能。
私達は私の遅れた原因もあり午後1時45分にキャンプ場についた。
今回お世話になる「くのわき親水公園キャンプ場」は来る前に
今時の混み具合やサイトの配置を直接電話して訪ねていました。
ほしたら、管理人さんの対応が好印象で電話しただけで行きたくなる様な
お人柄でした。
それは現地に着いても同じ事で、管理人さんはやはり気持ちの良い
人でした。
お写真を子供達と一緒に撮っていいですか?と訪ねると管理人さんが
少し照れながら「以前、某キャンピングカー雑誌の編集スタッフに
取材された時も恥ずかしいから一度断りました」と言っていました。
でも、ニコニコ顔でせがむおっさんとその子供達には勝てず、
こころよくOKしてくれました。
■管理人さんとパシャ!この後、手作りの里芋を頂きました。

キャンプ場は大井川の河原にあり、対岸にはSLが走る大井川鉄道が
あります。

「今時期はG.W.前ですから空いていますので、現地に着いてから
フリーか区画サイトかを決めたらどうですか」と
管理人さんに言われたのでその時には予約はしませんでした。
ほんとうは今年は桜の開花が遅いので
ひょとして花見キャンプの宴会場になっていないか心配していました。
花見はいいけど酒が入る団体さんはマナーがね〜。
■木々が美しいサイトまでの砂利道は少し凸凹道。
■トイレ、シャワーに炊事棟は綺麗です。
結局、お客さんはだだっ広い敷地に4組みのみでしたので
私達は当然フリーサイトをチョイス。
お隣さんとも距離があり過ぎて全然気になりません。
ですから人なつこい我が息子もさすがにお隣さんにはお邪魔は出来ません。

場所を決めたら早々に設営開始。
今回のテントは友人の新しいテント。
彼が初めて購入したテントでこの日が初使用。

設営の仕方を私から学んで、家族単独で行くG.W.のキャンプに向けての
練習を兼ねて持参したのだ。
彼は自分の息子にも覚えさせて、G.W.の戦力にするつもりでしたが
肝心のその子は我が息子と遊んでばかり...... .
それとこの日は風が強かったのですがそれはそれで彼にはちょうど良い
経験になったと私は思います。
まぁ、G.W.はカミさんとがんばって設営にチャレンジしてください。
くれぐれも設営中に夫婦ゲンカにならないように........。

くのわきキャンプ場の図
■晴天で日差しが厳しいので迷わず木々の下に設営。 区画サイトの写真撮るの忘れてました.........。
●キャンプ場の広範囲の写真です

対岸の大井川鉄道を走るSLもかなり川幅がある大井川では
間近では拝見できませんが、キャンプ場からもちゃんと目視出来ます。
でも風向きにより汽笛が聞こえず、振り向いた時には彼方という事も
ありえます。
写真は近づいているのに気づかず慌てて撮ったもの。



料金 : オートキャンプ/フリーサイト1500円/区画サイト2500円
   大人300円/子供150円 車300円
設営が終わって夕方近くに車ですぐの所にある川根温泉へ行きました。
駐車場が大変混んでいて鉄道沿いのスペースに車を横付けしようと
向かう直前にSLが通過。惜しい!
温泉手前のG.S.に寄っていなければパシャ出来たのに残念。


ここは道の駅の温泉
料金は大人500円、子供300円 別料金でプールもあります。
たっぷり浸かったらキャンプ場に戻り食事の準備。

今回は友人のコック長がワイルド豪華焼きそばと
友人のカミさんのお手製ジャガイモサラダ
それと先ほど管理人さんに頂いた里芋をこんがり焼いて食べた。
上手い!!
たらふく食べてお腹が膨れたので、暗くなった事だし
子供達が待ち望んでいたキャンプファイヤーを始めることに。
実は、この時の為にせっせと1時間近くも自ら進んで場内の
流木や枝を拾い集めていました。
テントの設営は手伝わないけど、偉いぞ子供達。

ここは直火が何処でも可能と管理人さんがおっしゃっていましたが、
芝生や緑がある所はなるべく避けて、焚き火跡のスペースや
芝生が剥げた所を使用しましょう。
翌日は管理人さんの手厚いお見送りで
キャンプ場を後に再びダムの上を通り対岸の県道へ出る

昨日利用した川根温泉の道の駅の前を通り金谷に向けて走る。
途中、線路沿いに何人かの鉄ちゃん達がカメラに三脚を備えて
構えていた。
おっ?SLが来るのかな
慌てて時刻表を見るが臨時便は出るかどうか分からない
けど、鉄ちゃん達が今にも来そうな雰囲気で待ち構えているので
やはり怪しい。 これも元鉄ちゃんの本能か。
■県道から見た対岸の「くのわき親水公園キャンプ場」右の緑部分
で、線路沿いに降りれる所を探して少し待つ事に。
そう、私はまだ今回一度も走っているSLを間近で見た事がない
折角来たのに一度ぐらいは見たい。

待つこと20分、汽笛が聞こえてきた。
来るぞ!とワクワクドキドキ。
この時の感覚が鉄ちゃん達にはたまらない、今の私もそうだ。
電車ならそんなおおげさな事はないけどSLは特別です。
大きな動輪が力強く動く姿を間近で見たら
黒煙と機械音が響く黒い塊は超最高です。

■ 友人はあんな所で待ち構えています。良い子はマネしないで。
道中SL騒ぎでドタバタしてようやく新金谷駅に着いた。
ここは大井川線のSLの基地。
SLの発車するところや到着して車庫に入る姿をここで見たかった。
折角だから150円の入場券を買って中に入いることに。
ホーム先端から見える車庫や待機線に停車している古い電気機関車など
博物館では静態保存状態の車両達がここでは現役で活躍しているのだ。

駅舎の向かいにはプラザコロがあります。
館内にはSLの車両やおみやげ、喫茶店などがあります。
■ 古き時代の雰囲気漂う駅舎。いいね〜
駅構内も古き時代の雰囲気が漂います。
木柱の架線は素晴らしい。
駐車場は一日500円で車を預けれます。
場所は駅舎の真横ですから直ぐにわかります。
ここで車を降りてSLに乗ることが出来ます。

昼ご飯は友人いわくTVで紹介され鉄ちゃん達には有名なお店が
改札口の真横にあります。ここも駅舎に入ればすぐわかります。
そして店内に入ればもっと驚きますぞ!

昼ご飯を食べて新金谷駅をあとに来る時に利用した相良牧之原I.C.までは
直ぐなんですが、折角ここまで来たのでサーフィンに釣り、おまけに
台風の中継で有名な御前崎に寄ることにしました。

広くきれいな砂浜を目にした子供達は大喜びで遊んでました。

帰路はここから国道150号線と無料化になった浜名バイパスを利用し
浜名大橋を渡り豊川市内へ。晩飯はR1沿いの回転寿司。
その後は岡崎I.C.で高速に乗り、午後11時前に帰宅。

雲一つない晴天続きの旅でした。満点かな〜
しか〜し!!
自宅に帰り翌日に気づいた事が
おや?確かフリーサイトは1500円でも人数分を合計金額から差し引くと
なんか2500円の区画サイトを請求されている様な......... .
支払い時に管理人さんもこちらの撮影要望で動揺していたのかな。
まぁ、いいか頂いた里芋代金という事で納得しよう。良い旅だったしね。

 

泊まった場所又は仮眠した場所。    

A 道の駅「
奥大井音戯の郷」

B くのわき親水公園キャンプ場

走行距離 896Km
燃費 平均8.3Km/L
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