■林道散策は面白い■
今更ながらですが、ほんの少し林道散策の面白さをUPしてみました。
いじるよりも、コースを走るよりも好きだったのは林道散策。
幌を全開にして森林浴。ワクワクしながら走りました。
林道の良いところは人工的な建物が少なく、人や車が少ない!
これにつきます。
カーステをドンドコ鳴らしたり、ドリフト族もいない静かな環境。
時々、暴走オフロードバイクと鉢合わせして冷や汗ものですが、
そんな道端で車内泊やテントを張ってのんびりとくつろぐのが
非常に楽しい。
楽しいだけではなく、スリルもあり。
崖に落ちかけたり、山奥でガス欠しかけたりと数え切れないほど
プチスリルはありましたが、一番ビビッタ事は就寝中に熊?現る。

テントを張った場所は、ほんの2週間前にバイクで訪れていました。
その際、バイクの前を熊が横切ったのです。
当時は山奥なんだから熊が居て当たり前だろうと、気にせずにその場を
通り過ぎました。しかし、その事をすっかり忘れて熊に出会った付近で
テントを張ってしまったのです。そして.....。
就寝中に虫の鳴き声が一斉に聞こえなくなり、その後
草を踏みつける音が近づいてきて、まさかと思っておりましたら
テントの真横に大きな陰が!月夜の為にくっきり見えまして
そのシルエットはどう見てもそこらの野犬とは思えません。
とっさにナイフを持ち、車に乗り込むチャンスを窺っておりましたが、
ご覧の様に車はテントの裏側。しかもキーレスエントリーではなく
キーを鍵穴に差し込むタイプなので、乗り込みに手間取るとヤバイ。
どないしょうかと迷っておりましたが、結局10分程度で熊さんらしき
動物はその場を去って行きました。

お腹一杯だったのか、ご機嫌だったのかはわかりませんが、
ただ、外でばったり出会っていたら危なかっかもしれません。
ラジオを鳴らして音を立てていれば近寄って来なかったと思います。
熊よけの鈴があるみたいに、人の存在を知らせる事の大事さが
よく分かりました。
後で麓の役場の方に訪ねたら、「この山では野犬は見ないよ」と
言っておられたので、ほんとうに熊だったと思うのですが友人は
日本オオカミだと.........いるか!たとえオオカミでもそっちも怖いぞ。
荒れた道ほど楽しい林道走破。
私が好むタイプの林道には車が少ないです。それは道の状態です。
フラットで砂利が敷き詰めてある林道でしたらマイフレでも
走れますので、そこらの一般車でも気軽に通れます。
でも、写真の様な状況の林道ではほとんど引き返します。

これより先はすれ違う車もほとんどなく、たまに合ったら挨拶して
道路状況の情報を伝え合います。
時にはパトロールカーにも状況を聞かれます。プチボランティア?

林道を走る楽しみには険しい道をクリアする事と、景色の良い所を
探して、そこから景色を眺める事。人工的に造られた展望スペース
などはありませんので、自らお気に入りのポイントを探します。
ですから、一つの林道を走り抜けるのにかなり時間が掛かりますが
そこがまた楽しいのです。
景色の良い道端での車中泊。夜は真っ暗で聞こえるのは虫の声だけ。
悲しいかなこのご時世、お化けや熊よりも人間の方が怖いので、
人気のない山奥の方が安心と思っております。
ただ、天候により危険を感じたら麓におりて、公園の駐車場で
寝泊まりしておりました。
朝起きたら、こんな風景が独り占め。

2駆でエアロ装備な今のフレでは、険しい道は走破出来ません。
もう一度クロカンタイプの4駆に乗って林道散策に行きたいです。
ただ、愛着あるフレですから当然手放せないので
セカンドカーにジムニーでも買って遊べたら幸せなのですけど。
また幌車かな。
 
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